「生き方と働き方を共にデザインする」 アドバンスケアプランニングとキャリアコンサルティングを融合させた新しいアプローチ

ロールプレイ(評価例のご紹介)

1️⃣ 無条件の肯定的関心(25点中 20点) ✅ 評価基準 相談者の話を評価せず、受容的な姿勢を保っていたか?

相談者が安心して話せる雰囲気を作れていたか?

⚠️ 問題点 基本的に受容的な関わりができていたが、一部で相談者の意図を決めつけるような発言があった。

例:「潮時と思ったのは、出世がもうないと感じたからでしょうか?」(→出世のみに焦点を当てたため、他の要素を見落とす可能性)

「選択肢を整理する」という意識が強く、相談者がまだ迷っている段階にもかかわらず、転職を前提としたような進行になってしまった。

🔹 具体的な改善策 相談者の語る内容を否定せず、可能性を広げる問いかけを意識する。

選択肢を急いで整理するのではなく、「なぜ迷っているのか」に焦点を当てる。

💡 改善後の問いかけ例 NG: 「潮時と思ったのは、出世がもうないからでしょうか?」 OK: 「潮時と感じたのは、どんな要因が重なったからでしょうか?」 NG: 「代理店の話もあるので、そちらを考えているのですね?」 OK: 「代理店のオファーを再び考え始めた理由には、どんな背景がありますか?」

2️⃣ 共感的理解(25点中 22点) ✅ 評価基準 相談者の気持ちを正しく理解し、適切に言葉にできているか?

相談者の発言を深掘りし、本音に迫る問いかけができているか?

⚠️ 問題点 「代理店を見下している」という相談者の発言があったが、それに対する深掘りが弱かった。

「どうして今その言葉を使ったのか?」という視点が抜けており、相談者自身が気づいていない価値観に迫る機会を逃した。

🔹 具体的な改善策 相談者が無意識に持っている価値観や思考パターンを明らかにする問いかけを増やす。

「どうして?」ではなく、「どんな意味を込めてそう思ったのか?」という問いを意識する。

💡 改善後の問いかけ例 NG: 「代理店に行くことをどう考えていますか?」 OK: 「代理店について『見下していた』とおっしゃいましたが、それはどんな経験からそう思われたのでしょうか?」 NG: 「代理店は営業しかできないので、やりがいが減ると感じますか?」 OK: 「メーカーの営業として、どのような価値を提供できたと感じていますか? 代理店との違いはどのあたりにあるのでしょうか?」

3️⃣ 自己一致(25点中 18点) ✅ 評価基準 コンサルタント自身の思い込みや誘導的な発言がなかったか?

相談者にとって自然なペースで会話を進められたか?

⚠️ 問題点 相談者が「迷っているだけ」と言っているにもかかわらず、転職を前提とするような問いかけがあった。

相談者の発言を一部解釈しすぎて、「こう考えているのでは?」と決めつける場面があった。

🔹 具体的な改善策 「相手の発言を整理する」と「決めつける」の違いを意識する。

相談者がまだ結論を出せていない場合は、結論を出すことを急がせない。

💡 改善後の問いかけ例 NG: 「転職を考えたのは、出世が見込めないからですね?」 OK: 「転職を考え始めたのは、どんな気持ちが影響していますか?」 NG: 「潮時と思っているということは、もう決めたということでしょうか?」 OK: 「潮時という言葉が出ましたが、それはどんな気持ちが込められていますか?」

4️⃣ 相談者が内省しやすい場を作れたか(25点中 18点) ✅ 評価基準 相談者が自分自身の考えを深めることができたか?

選択肢を提示するよりも、相談者が自分の言葉で語れるように支援できたか?

⚠️ 問題点 相談者が考えるよりも、コンサルタント側が言葉を整理しすぎてしまった。

「この選択肢とこの選択肢のどちらかですね?」というように、二択に絞ってしまう場面があった。

🔹 具体的な改善策 「問いかけの深掘り」を意識し、相談者がさらに自分の言葉で話す機会を増やす。

二択にせず、相談者が新たな選択肢を考えられるような質問をする。

💡 改善後の問いかけ例 NG: 「代理店に行くか、今の会社に残るか、ですね?」 OK: 「もし今の会社に残るとしたら、どんな可能性があると思いますか?」 NG: 「転職するなら65歳まで働けるかが大事ですね?」 OK: 「今後のキャリアで大事にしたいことは何でしょうか?」

🌱 総評と今後の改善点 🔹 総合評価: 78/100(改善の余地はあるが、全体として良い関わりができていた)

✅ 良かった点

相談者が話しやすい雰囲気を作り、自由に語れる場を提供できた。

出世や権限に対する価値観を深掘りする問いかけができた。

相談者の感情の変化に着目し、それを言語化する支援ができた。

🔺 改善すべき点

相談者の選択肢を狭めず、広く考えられる問いかけを意識する。

相談者が無意識に持っている価値観に気づくような問いを増やす。

相談者が自分の言葉で話す機会をもっと増やす。

📝 さらなる成長のための提案 「すでに良い関わりができていますが、『相談者の価値観の深掘り』と『選択肢の柔軟な探求』を意識すると、より自己理解を促す面談になります。」

➡ 次回は、『迷いの理由』や『本当に大切にしたいこと』に焦点を当ててみてください!